平飼いとは

一般的に販売されている卵は、ケージ(鳥かご・檻)で鶏を飼育しています。このケージは、1羽あたりB5サイズ程度のスペースしかなく、羽を伸ばすこともできず、鶏はストレスフルな状態です。
そのため、鶏のケージ飼いは、動物福祉の観点から、EUでは2012年から全面禁止、米国や豪州の一部の州でも禁止されています。

それに対し、平飼いとは、平らな地面の上での飼育ことです。
しかし、放し飼いにしてしまうと外敵に襲われてしまうので、鶏が地面を歩き回れる広い鶏小屋で鶏を育てることになります。

平飼いの鶏たちは鶏舎の中を自由に動きまわり、地面をつつき、砂浴びをしたりして
日がな一日のんびり過ごします。
アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から欧米では主流になっている「平飼い」。
日本でのシェアはまだ数%です。

鶏にとっては幸せな環境の「平飼い」ですが、日本で「平飼い」が広がらないのは、効率的な「ケージ飼い」に比べて、とても手間がかかる非効率な飼育法だからです。

高山村の平飼い卵むらたまでは、広い鶏舎の他に屋外運動場もあり、鶏たちは草や自然のものや、自家配合の飼料、近隣で採れた野菜、長野県高山村の温泉宿・蕎麦店から出汁に使った昆布・鰹節、しょうゆの搾りカス、カキ殻(市販)などを食べています。輸入穀物の入った飼料は与えていません。

ストレスフリーで育った鶏たちは、元気!そのため、抗生剤なども不要です。

 

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